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<インタビュー>イエロ「ラウルへの酷評は濡れ衣だ」
![]() マルカのインタビューに応じるフェルナンド・イエロ |
(マルカ)−イングランド、ボルトンでの経験は今後どのように生かされるでしょう?
イエロ 「この一年はとても良い経験になるだろう。ここの環境、そして伝統といった点からしてもとても満足している。嘘はつきたくないからハッキリ言うけど、今年は私にとって最後の年となる。だからイングランドのような素晴らしい環境でフットボールをしようとボルトンにやって来たんだ」
−リーガ・エスパニョーラは楽しめない場所ですか。それとも義務が多すぎる?
「スペインはマーケティングやイメージが先行するようになってしまった。でも、ここイングランドは昔とそこまで変わっていない。ここで優先されるのは、ボールであり純粋なスポーツだ」
−しかし、今でもレアル・マドリーで引退することに大きな価値を見出す選手はたくさんいます。
「私が一番に考えることは、毎日の練習をこなして高いレベルで現役から退きたいということ。フットボールを辞めるのはとても辛いことだが、恐れてはいないよ。そして今、自分が高いレベルにないと思っていたら、イングランドには来なかっただろう」
−あなたがカタールへ行ったのはレアル・マドリーで起きたことから逃れるためだった?
「うーん、そうだね。休息ってところだね。物事を違った視点で捉えるために、十分な距離が必要だったんだ。比することのできない経験だったよ」
−今でもマドリディスモ(マドリー主義)の中にはあなたの姿がしっかりと刻まれています。
「私が言えるのは、人々に感謝しているということだけだ。レアル・マドリーからもう少し良い去り方ができれば良かったが、クラブはクラブ、人は人だからね。ただ、はっきりしているのはマドリーのエスクードを一生傷つけないということだよ」
−あなたについては幾つもの伝説が残っています。あなたがレアル・マドリーの選手を意のままに操ったというのはよく言われていたことですが・・・
「そのようなことをいつも言われていた? それはチームメイトに聞いた方が良い。私は一度もピッチ外で仲間を操ろうとしたことはないよ。絶対ない。もちろん、キャプテンとしてチームをまとめようとはしていたがね」
−メディアとの対立もありました。
「メディアと特に悪い関係だったとは思わない。毎日シウダ・デポルティーバ(練習場)に来ていた記者たちに聞いてみるといいよ。その中には私に不満を持っている記者はいなかったと思う。私はいつも彼らの仕事を尊重しているからね。ただ中には、私がプライベートの時間を大事にするあまり、決められた食事会に出て行かなかったことを悪く言う記者たちも存在した」
−また他の話では、デル・ボスケにも指示していたとも聞きますが。
「チーム作りのことに関して口を出したことは一度もないよ。ビセンテ(デル・ボスケ)とは最高の関係を築いていたからね。それにチームメイトたちを尊重するなら、そんなことはありえない話だよ」
−現在のフットボール界は選手というより経営陣が主導権を握っている。そのような印象を受けますか?
「私が一番驚くことは、フロントがある選手を獲得するときその選手のスポーツ面以前に商業面を見ることだ。選手が良い選手かどうかの判断が最初に来るべきだと思う。最近のレアル・マドリーは、その辺りを見失っている」
−あなたはフロレンティーノ・ペレス(会長)がフットボールを知っていると思いますか?
「フットボールを知っているかって? 私が知っているのは、彼が長年レアル・マドリーのソシオ(会員)に入っているということだよ。もちろん、フットボールを見ているのは間違いないよね。ここ4年間はフットボールに一番近い位置にいる訳だし。よくわからないけど、知っているんじゃないかな」
−バルダーノ(前GM)がクラブから去りましたが、どのように思いますか?
「それを知ったとき何も思わなかったよ。良くも悪くもないと思う。一人の人物の去就は重要なことではない」
−今季、サムエルが加入しました。
「的確な補強だ。彼は世界最高峰のセンターバックだよ」
−正直、オーウェンの獲得には驚きましたか?
「(4秒の沈黙) うん、驚いたよ」
−それは何故?
「誰も予想してなかったからね」
−すべての人が守備的MFを期待していた。
「それは、コーチ陣が判断すべきことだよ。重要なことは、カマーチョにとってタイトル獲得のため必要な補強であったかどうかってことなのだから」
−あなたの盟友ラウルは、いつ“普段の”ラウルに戻るのでしょう?
「正確にいつって言わなければならないなら、明日にでも、と答えるよ。でも悪いシーズンだったと仮定してもラウルは昨季クラブと代表で25ゴール近く挙げている。17歳からエリートとしてキャリアを積み重ねた彼は、キャプテンになってから特にみなの厳しい視線に晒されている。まるで、それまでやってきた全てのことが無価値だというようにメディアには『ラウルは何もしていない』って書かれるしね。彼への酷評はそういった周りの環境が作り上げたものだよ」
−では最後の質問です。もっと相応しいレアル・マドリーからの去り方を望んでいましたか?
「私がレアル・マドリーを去るとき、クラブは記念試合を提案してくれた。でも断ったんだよ。私は望んでいなかったからね。ベルナベウでの最後の試合で、私が交代したとき、スタジアムの観客が総立ちで拍手を送ってくれた。私はそれがお別れだったと思っている。現在の私とクラブとの関係は、良くも悪くも無いよ。将来はどうするか? レアル・マドリーと私は互いにどのような状況だか把握している。難しいだろうけど、いつかはマドリーに戻るかもしれない。ただ、監督業に従事することはないよ」。
イエロ 「この一年はとても良い経験になるだろう。ここの環境、そして伝統といった点からしてもとても満足している。嘘はつきたくないからハッキリ言うけど、今年は私にとって最後の年となる。だからイングランドのような素晴らしい環境でフットボールをしようとボルトンにやって来たんだ」
−リーガ・エスパニョーラは楽しめない場所ですか。それとも義務が多すぎる?
「スペインはマーケティングやイメージが先行するようになってしまった。でも、ここイングランドは昔とそこまで変わっていない。ここで優先されるのは、ボールであり純粋なスポーツだ」
−しかし、今でもレアル・マドリーで引退することに大きな価値を見出す選手はたくさんいます。
「私が一番に考えることは、毎日の練習をこなして高いレベルで現役から退きたいということ。フットボールを辞めるのはとても辛いことだが、恐れてはいないよ。そして今、自分が高いレベルにないと思っていたら、イングランドには来なかっただろう」
−あなたがカタールへ行ったのはレアル・マドリーで起きたことから逃れるためだった?
「うーん、そうだね。休息ってところだね。物事を違った視点で捉えるために、十分な距離が必要だったんだ。比することのできない経験だったよ」
−今でもマドリディスモ(マドリー主義)の中にはあなたの姿がしっかりと刻まれています。
「私が言えるのは、人々に感謝しているということだけだ。レアル・マドリーからもう少し良い去り方ができれば良かったが、クラブはクラブ、人は人だからね。ただ、はっきりしているのはマドリーのエスクードを一生傷つけないということだよ」
−あなたについては幾つもの伝説が残っています。あなたがレアル・マドリーの選手を意のままに操ったというのはよく言われていたことですが・・・
「そのようなことをいつも言われていた? それはチームメイトに聞いた方が良い。私は一度もピッチ外で仲間を操ろうとしたことはないよ。絶対ない。もちろん、キャプテンとしてチームをまとめようとはしていたがね」
−メディアとの対立もありました。
「メディアと特に悪い関係だったとは思わない。毎日シウダ・デポルティーバ(練習場)に来ていた記者たちに聞いてみるといいよ。その中には私に不満を持っている記者はいなかったと思う。私はいつも彼らの仕事を尊重しているからね。ただ中には、私がプライベートの時間を大事にするあまり、決められた食事会に出て行かなかったことを悪く言う記者たちも存在した」
−また他の話では、デル・ボスケにも指示していたとも聞きますが。
「チーム作りのことに関して口を出したことは一度もないよ。ビセンテ(デル・ボスケ)とは最高の関係を築いていたからね。それにチームメイトたちを尊重するなら、そんなことはありえない話だよ」
−現在のフットボール界は選手というより経営陣が主導権を握っている。そのような印象を受けますか?
「私が一番驚くことは、フロントがある選手を獲得するときその選手のスポーツ面以前に商業面を見ることだ。選手が良い選手かどうかの判断が最初に来るべきだと思う。最近のレアル・マドリーは、その辺りを見失っている」
−あなたはフロレンティーノ・ペレス(会長)がフットボールを知っていると思いますか?
「フットボールを知っているかって? 私が知っているのは、彼が長年レアル・マドリーのソシオ(会員)に入っているということだよ。もちろん、フットボールを見ているのは間違いないよね。ここ4年間はフットボールに一番近い位置にいる訳だし。よくわからないけど、知っているんじゃないかな」
−バルダーノ(前GM)がクラブから去りましたが、どのように思いますか?
「それを知ったとき何も思わなかったよ。良くも悪くもないと思う。一人の人物の去就は重要なことではない」
−今季、サムエルが加入しました。
「的確な補強だ。彼は世界最高峰のセンターバックだよ」
−正直、オーウェンの獲得には驚きましたか?
「(4秒の沈黙) うん、驚いたよ」
−それは何故?
「誰も予想してなかったからね」
−すべての人が守備的MFを期待していた。
「それは、コーチ陣が判断すべきことだよ。重要なことは、カマーチョにとってタイトル獲得のため必要な補強であったかどうかってことなのだから」
−あなたの盟友ラウルは、いつ“普段の”ラウルに戻るのでしょう?
「正確にいつって言わなければならないなら、明日にでも、と答えるよ。でも悪いシーズンだったと仮定してもラウルは昨季クラブと代表で25ゴール近く挙げている。17歳からエリートとしてキャリアを積み重ねた彼は、キャプテンになってから特にみなの厳しい視線に晒されている。まるで、それまでやってきた全てのことが無価値だというようにメディアには『ラウルは何もしていない』って書かれるしね。彼への酷評はそういった周りの環境が作り上げたものだよ」
−では最後の質問です。もっと相応しいレアル・マドリーからの去り方を望んでいましたか?
「私がレアル・マドリーを去るとき、クラブは記念試合を提案してくれた。でも断ったんだよ。私は望んでいなかったからね。ベルナベウでの最後の試合で、私が交代したとき、スタジアムの観客が総立ちで拍手を送ってくれた。私はそれがお別れだったと思っている。現在の私とクラブとの関係は、良くも悪くも無いよ。将来はどうするか? レアル・マドリーと私は互いにどのような状況だか把握している。難しいだろうけど、いつかはマドリーに戻るかもしれない。ただ、監督業に従事することはないよ」。
| 2004年08月23日 21時28分 | 翻訳:林 剛輔/ マルカ / 提供元一覧 |
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