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アスレティック、R・マドリーとルシェンブルゴを萎れた花の様に枯らす

ダメ押しゴールを決めたイラオラ(中央)と頭を抱えるエルゲラ(右)
ダメ押しゴールを決めたイラオラ(中央)と頭を抱えるエルゲラ(右)
レアル・マドリーは時間を遡って淀んだ世界へと戻ってしまったようだ。チャンピオンズリーグのユベントス戦を数日後に控えR・マドリーは死に絶えてしまった。逆に素晴らしいプレーを披露したのはアスレティック・ビルバオだった。デル・オルノ、オルバイス、イラオラ、ジェステ、彼らこそがスペインサッカーの現実であり、もはや唯の選手と呼ぶのは失礼に値する。

バンデルレイ・ルシェンブルゴ監督は火曜日のユベントス戦を目前に控え、ロナウド、ジダン、ラウルの3人をスタメンから外し休ませたのだが、今週のR・マドリーはサッカー以外での騒動を作ったロナウドには罰の意味も込められていた。だが、この賭けは裏目に出る。チームに組織プレーは無く、無秩序状態が続いた。フィーゴとベッカムが何度かポジションチェンジを繰り返し何とか局面を打開しようとしたが、アスレティック陣内に入ることは容易ではなかった。

10分過ぎにはイラオラがカシージャスの裏を付くシュートを放ち、アスレティックに先制点が入ったかと思われたが、主審のモレノ・デルガドは、ボールはゴールラインを割っていないと判断、ノーゴールの判定を下した。しかし、テレビを見ればはっきりしている。あれは完璧なゴールだ。

それでも前半にR・マドリーがゴールを奪われなかったのはグラベセンのお陰だった。いくらボールを失っても彼が後方で相手の攻撃の芽を摘み取り、そして攻撃の起点になろうと素早くボールを展開。彼は今日、完璧な仕事をしたと言って良い。だが、この日スタメン起用されたオーウェンは全くと言って良いほど機能していなかった。不思議な事にオーウェンはスタメン起用されると結果が出ない。だが、彼だけではない、R・マドリーの選手達はアスレティックGKのアランスビアを脅かすシーンなど前半は皆無に等しかった。

後半もアスレティックペースで試合が運ばれる。この日、中盤で絶大な存在感を発揮したオルバイスは、メディアに登場する機会は殆ど無いが、CLの舞台でも十二分に活躍できる素晴らしい選手だ。そのオルバイスからのパスをデル・オルノが決め、アスレティックが先制した。デル・オルノはいつもこぼれ球を狙っているのは誰もが知っているが、いつも彼は人々の驚きの対象だ。この日の左サイドバック対決はパラドックス的な見方をすることができた。デル・オルノは勝負を決める決定的な仕事をしたのに対し、ラウル・ブラボは試合に参加する事はあまり無く、ホームスタジアムのファンから非難の声が容赦なく浴びせられた。

後半21分にR・マドリーはラウル、ジダン、ロナウドの3枚のカードを1度に切る。そして交代したのはR・ブラボ、フィーゴ、オーウェンの3人。この日はっきりした事が一つある、オーウェンはスタメンではなくスーパーサブとして使うべきだ。

R・マドリーは前線に人を集中させた事によりアスレティックに脅威となるはずだったが、それも実らない。後半27分にロナウドのシュートが止められるとアスレティックはカウンターを仕掛ける。このカウンターからゴールを決めたのは前半にゴールを取り消されたイラオラだった。完璧に決まったゴールを取り消されたイラオラにとっては相応しい結果と言えよう。その後、R・マドリーに目立った反撃は無く、そのままタイムアップ。この日、A・ビルバオはサンティアゴ・ベルナベウという舞台で素晴らしい才能に溢れた選手達を世間に披露した。

ルシェンブルゴ監督は試合後「敗戦は私の責任だ。この1週間は決して良いものではなかったが試合に負けたのはそれが原因ではない。いつか負ける日がやって来るとは分かっていた。火曜日にはまた重要な試合がある。気持ちを切り替えて試合に臨みたい」とコメントを残した。

対するA・ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督は「前半こそあまりプレーさせてもらえなかったが、後半、我々は素晴らしいプレーをした。この結果は妥当だ。この勝利をウィーンまで駆けつけてくれたにも拘らず試合を見ることができなかった多くのファンに捧げたい」と語った。

<レアル・マドリー>
カシージャス、M・サルガド、エルゲラ、サムエル、R・ブラボ(→ジダン・66)、フィ−ゴ(→ラウル・66)、グラベセン、ベッカム、ソラーリ、グティ、オーウェン(→ロナウド・66)

<アスレティック・ビルバオ>
アランスビア、ムリージョ、L・プリエト、グルペギ、デル・オルノ、イラオラ(→ソラバリエタ・80)、ティコ(→ラクルス・71)、オルバイス、ジェステ(→カサス・88)、エチェベリア、エスケーロ

<得点>
1−0 57分 デル・オルノ(A・ビルバオ)
2−0 72分 イラオラ(A・ビルバオ)

2005年02月20日 19時51分 翻訳:若林 達也/   マルカ 提供元一覧

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