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奥が支えた“二つの黄金期”
奥が支えた“二つの黄金期”
 悲願達成までに要したのは9年の月日だった。2007年シーズンからJリーグディビジョン1に昇格した横浜FC。横浜マリノスと合併し、消滅した横浜フリューゲルスのサポーターが中心となってクラブが生まれたのが99年。01年からJ2(ディビジョン2)に参入するものの毎年下位に低迷し、J1昇格など遥か遠くの夢物語かと思われていた。しかし、昨年、高木琢也監督のもと、元日本代表の三浦知良、山口素弘、小村徳男、城彰二(06シーズンをもって引退)を中心に、堅守で勝ち点を重ね、J2優勝を成し遂げた。

 そして、J1で戦うための戦力補強の目玉が、横浜F・マリノスから移籍した奥大介だ。奥を慕う久保竜彦も後に続いている。

 ジュビロ磐田時代には、Jリーグ制覇はもちろん、アジア王者にも輝いた。02年移籍した横浜F・マリノスでも2連覇を達成。ふたつのクラブの黄金時代を支えた奥は、Jリーグ王者を決めるチャンピオンシップ出場回数日本人最多を誇っている。

 プロ入り後、順調に成長を続けてきたが、06年シーズンは負傷などにも悩まされ、出場数が減少。成績が振るわなかったマリノスは、30歳となった奥の存在価値を認めながらも、経済状態悪化もあり、約半額という大幅な減俸での契約を考える。しかし、50%減はJリーグの規約に違反するため、一旦解雇し、再契約するという奇策に出る。
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