grazieグラッツェ

livedoorSPORTS
グラッツェ創刊 毎週更新
ジョー・ブライアントの「Good things come bad situation」
――昨年のプレーオフ進出から今年は一転最下位。今年はどんな1年でしたか?

「結果だけを見れば、40試合を戦って12勝28敗。この成績には満足していないさ。我々はプロだし、もっと勝ちたかった。チームを指揮して感じていたのは、今年は上手にパズルが出来なかったなってこと」

――パズル、とは?

「ぼくの頭の中にはチーム(東京アパッチ)の理想像、大きなピクチャー(絵)があって、ここはこんな絵に仕上げたい、色使いはこうしたい、とかあったんだけど。なかなか思い通りには描けなかったってことだ」

――どのあたりが誤算でした?

「ゲームを構成する上でとても重要なのはバランス。リバウンダー、シュートブロッカー、シューター、サブの選手の出来…。あるパーツが機能したときに限って他のパーツが機能しなかった、そんな一年だった。例えばケガ人の出るタイミング、とかね。Good things come bad situation.(好機と災いが同居していた)。そんな一年だったかな」

――シーズン終盤にはリーグ記録となる悪夢の11連敗がありました。

「それは辛かったよ(苦笑)。でも連敗中でもアパッチの選手たちはうつむくことなく、胸を張って堂々としていた。私は彼らをとても誇らしく思ったよ。大切なのは物事をどのアングルから捉えるか、だと思う。例えばなみなみ水が注がれたコップがあって、そこから半分なくなったとしよう。そのコップを見たとき“Half Full(まだ半分残ってる)”と前向きになれるのか、それとも“Half Empty(もう半分しか残ってない)”と悲観的になるか。人生という長いゲームを戦う上で、これはとても重要なことだと思う」

――11連敗中でもあなたは楽観的だった、と?

「いや、そうは言ってないよ(苦笑)。11連敗した時点でシーズンは残り2試合。どちらかに勝たないと、コップの水がなくなってしまうのは分かっていたから(笑)。だから11連敗を止めた大阪エヴェッサ戦の勝利は今季40試合の中でもベストゲームだった。あの試合は強敵相手に選手たちがよく走った。FAST BREAK(走り勝ち)のベストゲームだったね」
前のページ  2 / 3  次のページ ]
バスケットボール 最新ニュース