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徹底した環境への適合“ラスベガスを日本に変えた!?”
――今回二度目の参戦で待望の『UFC』初勝利を挙げました。現地での調整や生活はうまくいったということなのでしょうか?

「はい、金の力ですよ。ラスベガスを日本に変えましたからね(笑)」

――ええっ!?どういうことですか?

「とある事業で暴利をむさぼってる友人に頼んで、ラスベガスを日本料理屋にしてやりました(笑)」

――無茶苦茶ですね・・・

「冗談です(笑)。今回は『UFC』が用意してくれたホテルには泊まらず、会場近くにコンドミニアムを借りて、仲間と一緒に生活して、自炊したんです。毎日、米やひじき、試合前夜にはカレーを食べたりもしましたから」

――そこまで徹底してコンディション作りをするのは?

「前回、『UFC』で試合をした時に、ホテルの1階はカジノだし、部屋は広くて落ち着かない。食事も偏りがちで、体調も崩しましたから、今回の試合では、とにかく出来ることを全てやろうと」

――逆にそうまでしないと勝てないということですか?

「後がないと思っていましたからね。『UFC』とは3試合契約なのですが、2連敗では次の契約がないでしょう。でも、背水の陣の臨んだら結果がついてきましたから、本当によかったと思います」

――“ラスベガスを日本に変えた”成果が出たと?

「バッチリっていう訳ではないんですけど、やるべきことをやったという感じですね。これが初戦で今回の相手だったら、また結果は分かんなかったですね」

――金網への適合や『UFC』対策という意味では?

「今回闘ったペッツは、(初戦で闘った)ジョン・フィッチに比べたら弱かったので、まだまだ満足はしていませんが、相手の強さとかではなく金網際での攻防や対策を立てて練習してきたのがよかったと思います」

――今回の試合では、本当に勝利を得るために、慎重に闘っていたという印象もあります

「試合の中盤でも、勝ってるとは思わなかったんで、最後のラウンドでもラッキーパンチだけを貰わないように。また、止まったらブレイクされるといわれていたので、サイドをとってもポジションを入れ替え、アクティブに試合を進めるような印象をレフェリーに与えながら動いていましたね」

――さて、弘中選手が『UFC』にこだわるのは何故でしょうか?

「ぶっちゃけ、世界で一番カッコいい舞台ですから、UFC、UFC、UFCファイターですからね(笑)」

――日本での試合は考えていない?

「そりゃ、オファーがあれば出るかもしれませんけど、今、僕の体重では、世界で一番レベルが高いのが『UFC』ウェルター級ですし、いちいち妥協して自分のベストではない階級でやる必要もないと思いますから。本当に強い奴はいつかは評価される訳ですから、そうなるように自分を信じてやるだけですよね」

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Text by 川頭広卓
ライブドアスポーツ・ディレクター。ライターとしても雑誌『Number』を始め、情報サイトやパンフレットで執筆。また、これまでにも数多くのレスラー・格闘家のブログや公式サイト制作を手がけた実績を持つ。
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