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【座談会】ファインダー越しのスポーツ Part.2
左から高須氏、西山氏、清水氏
プロ・スポーツの最前線で活動するカメラマンは、テレビや客席とはまったく違ったポジションからスポーツと接している。場合によってはアスリートの息づかいさえ聞こえる近距離に陣取り、それ以外の場所ではいっさい知ることの出来ない、アスリートのプレーぶりや表情、言葉などを五感いっぱいで感じ取りながら、シャッターを切っていく。

選手の至近距離にいるだけではない。長く同じ競技を追いかけることで、ときには特定のアスリートと人間関係を築いていくこともある。ある大会、ある試合、ある選手…。世間が注目し、報道の対象となる被写体の決定的な瞬間を追いかける日々。"点"にすぎない、ひとつひとつの作業を継続することで、"点"は"線"になり、やがてアスリートのストーリーが出来あがっていく。

座談会に参加した彼らも、アスリートのドキュメントをつづっている。後編となる今回は、彼らが追いかけているもの、これから追いかけようとしているものに迫る。

――キャリアの差こそあれ、お三方とも多くのスポーツイベントを取材されてきました。そのなかで、インパクトのあったイベント、出来事をあげるとすれば?

高須: ごく最近ですけど、先日カナダで開催されたU−20ワールドカップなどは、とても仕事がしやすかったという点で楽しい大会でしたね。

――というと?

高須: 大会運営側の人たちが融通がきくというか。取材者からみて、"痒いところに手が届く"ような細やかな配慮をしてくれた。FIFA(国際サッカー連盟)の公式戦ですから、いちおう会場で撮影の場所は決められてます。けれど、たとえば逆光で場所を変えたいという話をすれば、ちょっと変えてもらえたり。引き上げ際の選手をつかまえて"ちょっと一枚"なんてときにも、快く待ってくれたり。運営側ってどうしても紋切り型の対応になりがちだと思いますが、そういう点で柔軟な対応をしてもらえた。撮りたい写真が撮りやすいわけですから、とても楽しい大会だったと思えましたね。
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