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“一つの試合で優勝しても、そこで終わり。すぐ次の試合が待っている”
――同じ道場の選手と闘う方が難しいのでは?

「今までにも20回くらい同じ道場の選手と闘ってますね。応援が半分になっちゃうんですよ。同じ道場の選手とは、大体違うブロックで出るので、当たるのは決勝とかになっちゃうんですけど、普通決勝って盛り上がるじゃないですか。でも、同じだと“ラスト30秒!”とか、秒数しか言われないので、シーンとしてますね」

西山先生「同じ道場生同士ですと、セコンドにも付かないんですよね。ちなみに、初めて優勝した時の決勝の相手が岡田円だったんです」

――やりにくさもない?

「同じ道場ではない選手でも、会場とかで仲良くなる人もいるんですけど、手を抜くのも失礼ですし、思いっきりやりますね」

――これだけ試合数が多いと、プレッシャーを感じたり、高いレベルで気持ちを維持するのも大変では?

「大きい小さい関わらず色々な大会に出てましたし、二日連続で試合に出たこともありました。一日が大阪、二日目が東京とか。だから、そういうことを感じたことがないですね。優勝した時も、祝勝会は一回も経験したことはないですね(笑)」

――それは勝って当たり前ということ?

「当たり前というか、一つの試合で優勝できたら、それはそこで終わり。すぐ次の試合が待っているので、いちいち喜んではいなかったですね」

――その場数や経験が強くしたんですね。

「そうですね。いっぱい出たから、結果を残せたかもしれないです」

――無差別級で出場されることも多いですよね?恐怖心はありませんか?

「怖いですね。外人の選手と試合した時に、顔面にパンチが当たってしまったんですよ。パンチを受けて倒れて、みるみるうちに自分の顔が腫れていくのが分かったら、それがショックで、その次に出た試合も、“また、そうなったらどうしよう”って、少し気持ちを引きずってたんです。でも、もう多分、そういうことはないかなって。すぐ忘れちゃうんで(笑)」

――無差別級にこだわりがある?

「特にそうではないんですけど、空手の試合って無差別級が半分以上なので」

――ちなみに、総合格闘技に興味はありますか?

「自分がやるのは全く考えてないですね」

――徐々に様々なメディアにも取り上げられて、名前も広がっていきますよが、有名人願望というのはあった?

「空手をただ習い事でやろうと思っただけで、空手で強くなって有名になろうとは思いませんでしたね。女の子って特に、空手って知っていても見たことない人が多いと思いますので、私をテレビとか雑誌で見て、“空手を始めてみようかな”って思ってくれたりすれば、すごい嬉しいですね」

――ある部分では空手界を背負っている意識は?

「アマチュアでオリンピックもないですし、普段表に出ない競技ですからね。でも、いつもマイペースなので、自分がやりたいようにやろうと思っていますね」

――学業に練習、タレント業もありますよね。自分の時間はありますか?

「忙しい方が好きなんですけど、全く一人の時間も作りたいので、休みは映画観ることが多いですね」

――タレント業の方は好き?

「特別に意識はしてません。でも、最近は小さい子が見てくれたりするので、子供に与える影響は大きいですし言葉遣いとか気を付けようって思いますね」

――では、最後に当面の目標を教えて下さい。

「まだ、試合は決まってないんですけど次が200戦目なので、それに向けて頑張りたいですね」
小林由佳(こばやしゆか)
生年月日:1986年3月22日/出身地:東京都豊島区/血液型:B型
芦原会館 西山道場所属
<主な戦績>
・2005第9回全日本女子空手道選手権大会 優勝(無差別級)
・2005第3回ワールドカップ 銅メダル(軽量級)
小林由佳公式ブログ


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