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「ようやくこれがボクシングなんだって分かった気分」
――初の自主興行、お疲れ様でした!そしてタイトル防衛、おめでとうございます!今は試合直後ということで、お休みしている感じですか?

「多少はありますよね。試合後はいつも抜け殻っぽくなっちゃうんですけど、気が抜けた状態ですね。試合の内容、モチベーションによって微妙に違いますけど。内容が大きいかもしれない。自分が納得いく試合を出来たかどうか」

――今回は納得いく試合ができたと思いますか?

「今回、自分の全てを出したいなって思ってリングに上がったんですよ。思うとおりにできないなぁっていうのを感じるところもあるけど、今もってる自分の力とかは、出せたんじゃないかな。久しぶりに納得いく試合ができてんじゃないかなって。『これだけやって負けたら、それはもう、相手のほうがうまくて、強かったんだ』って納得できる試合でしたね」

――アン・マリー選手はWBC世界ライト級王者であり、WIBAランキング1位でもある強豪ですが、その強さは戦っていて感じましたか?

「強さは、ぶっちゃけ感じなかったんですよ。パンチは右ストレートが強くて・・・巧かったですね。強さというより、うまさを感じる選手でしたね」

――6R以降で出した左ボディが試合を分けたと思うんですが、試合後のコメントでも「左ボディをずっと練習してきた。あのパンチを勇気もって出したことで勝てた」とおっしゃっていましたよね。

「はい。もう、完全にそこですよね。左ボディって自分のなかで、一番自信のあるパンチではあるけど、動いてる相手に対して打つことができなかったんですよ。それで、ここ3、4ヶ月の間はずっと、フォームから左ボディの練習をずっとやってきたんです。だから試合では、左ボディを出したくてしょうがなかった。ボディって出すにも勇気いるし、怖いんだけど、最初から『ボディ、ボディ』って考えてて。6Rに一発ようやく出せて、すーげぇその一発のことも覚えてて。それから何回か出したら入って。また、そのパンチが当たるから、びっくりしたんですよ」

――左ボディが“勇気のいるパンチ”っていうのは、どういうことなんでしょうか?

「(身振りしながら)ふつうのパンチだったら、こう。ガードしながら打てますけど、ボディはやっぱり、こうして(拳を下げて)ガードを下げてから打たなきゃいけないんですよ。そうすると、顔がガードできない」

――あ、そうか!相手の右ストレートがそのタイミングで入ってきたら・・・

「そう。まして相手も動いてるわけだから、怖いんですよ。だけど、怖がってたら打てないから。勇気ですよ。勇気、勇気って思いながら、練習したとおりに打ったら、ほんとうにそのとおりに入った」

――ライカ選手でも「左ボディに自信がなかった」なんて、そんなことがあるんですね。

ライカ「いや、そんなのまだまだありますよ。まだまだ全然。自分、やっとボクシングはじめたような印象ですよ。これまでのは全部、ドツキ合い。今回いっぱい練習して、ようやくこれがボクシングなんだって分かった気分。出稽古に行かせてもらって新しいことをたくさん学んだら『いろんなこと出来るんだ』って、今まで感じたことない面白さがあるんですよ。ボクシングをはじめて知ったような、そんな感じ。これから自分はボクシングをやっていくんだなって思いました」
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