
――キャンプには毎年参加されているのでしょうか?
「ほぼですね。毎年ではないでんですけど、参加しています」
――それは、取材として?
「ええ、そうですね」
――車椅子バスケにおいても、日本では、アメリカに比べて、その技術体系であったり、指導するノウハウが遅れていると聞きますが、先生が長年に渡って取材をされている中で進歩は感じますか?
「でも、現役プレーヤーだけでなく、コーチ陣も育ってきていますよね。スキルも上がっていますし、沢山経験も積んできていますから」
――車椅子バスケをプレーする以前に、まだまだ日本では、障害者に対する環境や受け入れる体制の整備なども遅れています。
「その辺りは、『リアル』でもまだ出てきていない部分ですよね。僕もこれから勉強していかないといけませんね」
――車椅子バスケをする環境という意味では、競技用の車椅子は何十万もするし、お金がかかります。普通に生活する以上にお金が掛かります。
「そうですね。ただ、車椅子バスケットをプレーすること自体は、生きることではないですからね。お金は掛かるけど、それは自分で背負うしかないのかな。
プレーをすることは誰が頼んだ訳ではないので、そこは自分で頑張るしかない部分なのかもしれませんよね」
――さて、先生が車椅子バスケを初めてご覧になった時のことを教えて下さい。
「一番最初はテレビで、何気なく見ましたね。もう忘れたんですけど、いつ見たかも。とにかく“おっ”って思いました。“これが車椅子バスケなのか?”って。やっぱり、想像を絶する激しさとスピード感。
でも、スピード感といっても、健常者の、普通のバスケットボールのスピード感とも違う、なんかこう、タイヤのある、それ独特の滑らかさとかぶつかった時の激しさとか、すごい興味深いなあと思いました」
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