
――ファンは貴方の復帰を喜んでいます。音楽活動から、WWE復帰に至った経緯を教えて下さい。
「精神的にも、肉体的にもレスリングはキツかったので、レスリングから離れたかったというのが理由かな。とにかく時間的な拘束も多かったから、一回休みが必要だったんだよね。15年間休みもなく闘い続けたし、ツアーで世界中を旅していた訳だから」
――音楽活動の方でも(ヘヴィメタルバンド「FOZZY」)アルバムをリリースするなど、本格的なものでしたね。
「そうだね。でも、音楽をやっていたのは、一度リフレッシュするためさ。そのお陰で、自分の中でも健康的な状態に戻ることができたしね」
――そんなジェリコさんの復帰プロモーションは話題性が抜群でした。
「実は、あれは私のアイデアなんだよ。WWEのプロダクションの人間と二人で相談して、それをビンス(マクマホン)に話したんだ。10週間、彼と自分で取り組んで、プロモを作成してカンバックのシーンまでもっていったんだ」
――そのプロモーションが何を意味するのか、ファンも一生懸命、考えましたよね? (※WWE番組中に“SAVE US_222”という意味深な文字列が流さるようになり、ファンの間で議論が起こった。その後、その文字列は“SAVE US_Y2J”と変換されジェリコが復帰を果たす)
「ミステリーっぽいところから、人の注意を惹きたかったんだよね。色んな文字列が流れていく中で、ファンの間でも、インターネットでも話題になった。“あの文字はどういう意味なんだ?”ってね。でも、解読しようとしても、騒ぐだけで結局は誰も何も見つけることができなかった。それが狙いだったんだよね」
――最近では、ネット上のブログやマイスペースで、選手のコメントが簡単に読めるようになりましたよね。言い換えれば、その答えが載っているので、ファンが考え、想像することをやめてしまった、と。
「そう思うよね。ネットで探せば、答えが載っているからね。僕が子供の頃はレスリングの情報は限られていたし、雑誌で見たものが全てだった。だからこそ、今回のように“何でだろう?知りたいけど分からない”という状態を作りたかったので、それは成功だったよ」
――もう一つ、我々を驚かせたのが、復帰したジェリコさんの鍛え抜かれたボディでした。
「レスリングに戻ると決めてから、約6ヶ月間、ハードなトレーニングをしたんだ。ただ、これまでと違うのは、今回はパーソナルトレーナーをつけて、毎日違うプログラムを取り入れて効果的にやっていたんだよ」
――ジェリコさんが闘っていた日本では、正直、レスラーの中にも練習をしていなのか、肉体美に欠ける選手が増えています。
「僕はプロとして、単純な筋肉の美しさだけでなく、闘える肉体を作りたかったんだよね。だから、トレーニングはとても真面目に取り組んだし、帰ってきた時にはベストな状態というだけでなく、これまで以上、力が発揮できるようにしたかったんだ」
――それはプロ意識?
「いや、ジェリコ・スタイルさ(笑)」







