
![[写真] ヨーコ・ゼッターランド](/img/grazie/200805/photo_zetterlund2.jpg)
2度のオリンピック出場を果たしたヨーコ・ゼッターランドさんが、オリンピックへの挑戦を経て掴み取ったものとは? (C)livedoorSPORTS
前回は、初の五輪出場を果たしたバルセロナ五輪までの経緯を聞いた。アスリートの誰もが憧れる五輪へ、誰も通ることのなかった道からアプローチしたゼッターランド。その道のりは険しかった反面、刺激的な日々でもあったという。そして彼女は、見事に五輪出場という目標へとたどり着いた。
今回は2度のオリンピック出場について。本大会の記憶はもちろん、オリンピックへのチャレンジから彼女がつかみとったもの。2つの大会を挟む4年間で生まれた内面的な変化。そして、たどり着いたアスリートとしての理想型…。日本での現役引退まで、真摯にバレーと向き合いつづけた彼女の本音を聞いた。
――ヨーコさんは2度のオリンピック本大会を経験されていますが、お話をうかがっていると、本大会よりも、そこにいたるまでのプロセスこそ、オリンピックの本質かもしれませんね。
「そうかもしれません。4年に一度ですから、出るまでの道のりが長い。よく“オリンピックに出たときのプレッシャーが凄い”という報道がありますが、私は個人的にオリンピックの出場権を得るとか、本大会のメンバーに選ばれるかどうかというプレッシャーのほうがずっと大きいと思います。
もちろん、競技によっても違いはあるでしょうし、個人競技か、団体競技かによっても変わるとは思いますけどね。本大会に出てしまいさえすれば、頂点に立つまでの時間ははるかに短いですから気持ちを仕切りなおしてあとは思う存分没頭して楽しめるという気がしました」
――案外、プレッシャーはなかった?
「感じる時間もありませんでした。とにかく、試合まであっという間ですよね。初めてのことだらけですし。たとえば、どういうプロセスで、選手村までたどり着くのかとか。本大会のために支給されるものとかってありますが、事前の準備で何を届けてもらって、何を送り返してとか。選手村に入ってから本人確認用のIDを取るとか。もう、いろいろなことが目新しいことばかりで、いつのまにか時間が過ぎていきましたね。すべての舞台が自分たちのために整えられていて。ふだんと変わらないのはコートの上だけ」











